2011年10月31日月曜日

Google Maps API有料化の詳細発表でわさわさし始めていますが

GPS機能を使ったアプリを開発している者としては、気になる発表ですが・・・

ウエブサイトでで利用している場合は、発表の通り受け止めれば良いのでしょうが、アプリ開発者としてはそのまま受け取って良いのかが疑問です。

例えば、私が利用しているジオコーディングAPIでは2,500リクエスト/日が上限となっています。(毎秒5件も別要件でありますが)
GPSの位置情報から、場所(住所)を求めていたりすると、数回のリクエストで済みますが、アプリが1000本ぐらいダウンロードされていたら、どうなるんでしょうかね?
ダウンロードされたアプリが全て1日に数回利用されると、すぐにこの上限は上回ってしまします。

Modify your Maps API application such that the number of map loads generated per day is below the usage limit for each API that your application uses;

拙い英語力でこれの意味を取ると、Maps APIを利用するアプリケーションが1日の利用制限を越えなけらば良い、とはアプリケーションの1本1本が、という風にとれます。

しかしながら、アプリ単位に集計するなら、MapViewに記述されたKeyで集計すれば簡単ですが、個人毎に集計する為には、アプリケーションを利用した時に、端末固有情報(IPアドレス?)も併せて収集する必要があると思います。
さらに、複数のアプリでMap APIが利用されている場合の、APIカウントの方法は?

なんか、このあたりが不明瞭なまま、有料化の話だけがうろうろしているようです。


◆追跡アプリケーションでの Google Maps API の使用
アプリケーションが無料で開放されているか、利用規約に準拠していれば、Google Maps API を使用したリアルタイム データ(追跡)の表示に制約はありません。内部的にのみ使用されるアプリケーションの場合には、Google Maps API Premier を使用しなければなりません。詳細は、利用規約のセクション 10.9 をご覧ください。

というエントリが「Google Maps API ファミリー」のFAQに出ていました。

これからすると、無料か、利用規約に準拠していれば、課金は無いのかな?・・・でも、無料サイトならOKみたいな記述もあるので、この規約も変更されるのかな?

内部的にとは、社内利用のようです。


さらにFAQの下の方では

◆送信できるジオコード リクエスト数の制限
1 つの IP アドレスから 24 時間以内に送信されるジオコード リクエストが 2,500 件を超える場合や、1 つの IP アドレスから送信されるジオコード リクエストの頻度が高すぎる場合、Google Maps API ジオコーダはステータス コード 620 で応答するようになります。この記事では、PHP からのジオコード リクエストの調節方法の説明と、その場合のサンプル コードを示しています。ジオコーダの過度の使用が続く場合、この IP アドレスからの Google Maps API ジオコーダは永久にブロックされる場合があります。
Maps API ジオコーディング クラスのいずれかを使用する場合、リクエストはユーザーのウェブブラウザから行われ、回数制限はそのユーザーの IP アドレスに対する割り当てに基づいて課せられます。

アプリケーションへの課金で妥当なところは、「Maps API Key + IPアドレス」毎に2,500 件/日を超える場合、Maps API Keyに課金?

でも、これでも開発者サイドとしては、課金されるリスクがあるのでやっぱりMaps APIを利用したアプリの開発からは手を引きたくなるでしょうね。
さらに、すでに流通しているアプリについてはどうするのか?Googleのことだから、あまり考えていそうにないのが怖いですね。

こんな、金儲けのことばかり考えていないでまずは不安定なマーケットを安定してもらわないと、開発者も嫌気がさしてくると思いますが、いかがでしょうかね?

様子を見て、年内には私もどうするか決めたいと思いますが、いまのままの状態なら、Maps API利用アプリは全て非公開とするしかなさそうです。

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